2017.09.01ゆる日記

鼻の手術、なめたらいかんぜよ~その1~

乳房ケアで通院して下さっていたNさんが

久しぶりに、整体に来て下さいました。

帰り際、「蓄膿の手術の話、気になります」・・・と。

助産院ブログ、読んで下さっているんですね。

嬉しいです(*^-^*)

 

ということで、蓄膿症の話の続きです。

副鼻腔炎は、おおまかに

急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

の、ふたつに分類されます。

上顎洞(じょうがくどう)➡鼻の両側

篩骨洞(しこつどう)➡目頭の内側

前頭洞(ぜんとうどう)➡眉間から眉上

蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)➡篩骨洞の奥

左右、合計8か所の副鼻腔のどこかで、炎症が起きた状態が副鼻腔炎。

実は、副鼻腔ってなかなか広いんですね。

 

蓄膿症は、「急性副鼻腔炎」が慢性化することでおこる病気。

私は、ついでに、鼻ポリープ(鼻茸)も出来ていました。

アレルギー性鼻炎が原因のようです。

鼻づまり、嗅覚障害、鼻汁、頭痛、という症状がありました。

蓄膿症でも、内服治療やネブライザーだけで

治るケースもあるようですが

私の場合は、鼻茸が”鈴なり”でしたので、手術は必須

 

まず、手術の前に、抗生物質や粘液修復薬を、3か月飲みました。

抗生物質を少量長期投与する、マクロライド療法といいます。

抗生物質の長期投与は良くないとされていますが

マクロライド療法では

副鼻腔内の“上皮細胞”“鼻腺細胞”にアプローチして、水をつくり出す働きを抑える

粘液の元となる成分の生成を減らし、粘液の過剰な分泌を抑える

アレルギーの反応に関わる「サイトコカイン」という物質の過剰な分泌を抑える

という効果が期待できて、量も半分くらいなので、胃も荒れにくいようです。

 

ただ、抗生物質を3か月も飲み続ける不安もさることながら

フトコロ事情にも、かなりの不安が・・・。

薬代だけで、毎週3000円くらい飛んでったし

そこに、肺機能検査やらなんやらかんやら(^▽^;)

耳鼻科って通院期間が長く、結構、お金かかるんです。

からだもつらいし、財布も厳しい。

ほんま、病気にはならんようにせんといかん。

予防が肝心。

食事や運動に気を配ろう。

 

そして、京都に住んでいた、ちょうど一年前。

いよいよ手術の日がやってきました。

私は日帰りで

内視鏡下副鼻腔手術(ESS)

内視鏡下鼻内整復術(鼻中隔矯正)

を受けました。

マイクロデブリッターという器具を使って

鼻茸(鼻ポリープ)や患部の粘膜を吸引しながら削り取ります。

ちょっとえぐいですけど

YouTubeで手術の動画が見られます(^▽^;)

 

蓄膿症の手術は、すこし前までは「激痛」と言われていました。

「上の歯茎部分を切り、頬の骨を削り、副鼻腔にある膿を取り出す」

なんて、想像しただけでもぞっとします。

でも、今は、内視鏡下副鼻腔手術が普及してきたので

ずいぶん楽になったそうです

 

・・・という情報を収集していたので

そこそこ安心して手術に臨んだのですが・・・。

案ずるより、易くなかった~~~(泣)

 

続く( ;∀;)・・・。

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