2017.09.18ゆる日記
鼻の手術、なめてたね ~その1~
意外と、鼻のテーマが興味を引くらしく
「手術の続き、気になる!」
と、別の方も言って下さいました。
やっぱり、鼻炎の方が多いのでしょうね。
血液検査やレントゲン撮影、麻酔科の受診など
「術前検査」といわれるものを受けて、準備万端。
手術当日は、もちろん絶食。
日帰りで
内視鏡下副鼻腔手術(ESS)
内視鏡下鼻内整復術(鼻中隔矯正)
を受けるため、フツーに、徒歩で病院へ向かいました。
ところで、田舎で「歩いて25分の距離」っていったら
ほとんどの場合、歩きませんよね。
下手したら、5分くらいのところでも車で行くし
駐車場だって、できるだけ入り口に近いところを
奪い合っているのが、日常の光景だったりしますね。
それに比べて、まあ、都会のひとは、よく歩く。
交通機関が充実していることや
駐車料金が高いことも要因でしょうけれど。
私も、毎日往復40分歩いて通勤していたおかげで
本当に足腰が強くなり、疲れにくくなり
アパートから京都駅まで、
4km(徒歩50分くらい)の距離を
平気で歩けるようになっていました。
まあ、都会は、途中にお店や人がいっぱいで
歩いていても、全く退屈しないからなんですけどね。
特に京都は、通りや筋がたくさんありますし。
何につけ、都会の魅力は「選択肢の多さ」です。
閑話休題。
麻酔は「局所麻酔」+「静脈麻酔」
個人医院でしたので
いかにも手術室、という大げさな部屋ではありません。
ベッドも、外来と同じような、リクライニング治療台です。
「最近の、副鼻腔炎の手術は痛くない」情報もあり
手術は痛くないはず、と信じていた私。
もちろん、ほかにも、根拠はありますよ。
疼痛閾値(いきち)~痛みを感じ始めるポイント~が高いこと。
そして、お酒に弱いこと。
見た目が「酒飲みっぽい」のでしょうか🍺
よく、「一升瓶抱えてそう」なんて言われる私ですが
実は、注射のアルコール綿で肌が真っ赤になるほどお酒に弱いのです。
下戸なんて、人生、損している気がするな~。
そのせいでしょうか。
胃カメラなどで、静脈麻酔をしてもらうと
マウスピースを咥えた時点で、意識不明。
次に目が覚めた時は、すべてが終わって
控室のストレッチャーの上。
抜歯だって、麻酔はよく効いて、痛いと思ったことはないし
基本的に、歯医者さんの「ギィー―ン」の音も割と平気。
(歯医者さん通いが多かった・・・)
それなのに。
いざ、手術が始まったら、初めからすでに痛い
局所麻酔なんて、まったく効いてないみたい。
でも、大丈夫。
だって、次は静脈麻酔なんだから。
そう。先生「じゃあ、注射ね」って言ってるし。
「・・・・・」
あ、あれ?注射したはずだよね。
いつもなら、もう速攻、寝落ちしてるはず。
でも、意識がなくなるどころか、どんどん痛くなる。
大人なんだから、我慢しなあかん。あかんで。
うわーっ、痛い。痛いって。痛いよ~。
こらえきれずに、手足をばたばた動かす私。
その後、何回か麻酔を追加してくれたみたいですが
結局、ましにはなったものの、痛みはなくならず、
あちこち、つねりながら、ひたすら耐えました。
麻酔が効きにくいひとのキモチがやっとわかった(-_-;)
麻酔に対して手術の侵襲が大きいのか。
手術部位の炎症や程度が強かったのか。
「鼻」だからか~。
いや、日帰りが無謀だったのかな。
みんな、これで、ほんとに痛くないの?
それとも、年とともに、痛みに弱くなったの
・・・・・・・・。
入室からほぼ2時間後。
ようやく、手術が終わって
看護師さんに支えられて、控室のベッドに倒れこんだのですが
麻酔と痛みで、しばらく、動けませんでした。
帰りはタクシーで・・・と言われていました。
あわよくば、歩いて帰れないかな、と目論んでいたのですが
トンデモなかった。
信じられないくらいのガーゼが鼻に詰められていて
頭も眼もじわじわ痛いし
ガーゼを越して出血も出るし、しょっちゅう、拭かんなんし。
口呼吸で、カパカパやし。
のど乾くけど、動くと響くし。
当日は、痛み止め飲みながら、悶々とした一夜を過ごしました。
でも、実は、そのあとのガーゼ交換が
ある意味、手術よりこたえたなあ(-_-;)