2017.03.17おかあさんのこと
骨盤ケアの三原則
人間は動物として、体を動かさなければ
体の機能を適切に保つことができないしくみを持っています。
でも、豊かになった現代社会はとにかく便利で、
より簡単に、どれだけ楽かを追い求めてきました。
電化製品がいろいろやってくれます。
電車や車で移動するから、あまり歩きません。
PCやスマホの普及で座りっぱなしです。
宅配してくれるから買い物さえ行かなくても暮らせます。
そして筋肉もじん帯も弱くなりました。
ちょっと動くと疲れます。
だるいので、ますます動きません・・・
負のループです。
そうすると、さまざまな体の不調に悩まされます。
腰痛・肩こり・首こり・目の疲れ・冷え・不眠・慢性的な疲労感・・・
ホルモンの影響もあって、骨盤は妊娠の初めからゆるみはじめます。
もともと女性は、男性に比べてじん帯が弱いので、
生活の中で、最低限の筋肉しか使っていないような場合、骨盤をささえきれません。
妊娠がわかったら、すぐに骨盤ケアをはじめるのがベストです。
もちろん妊娠前、妊娠中期過ぎてから、またお産の後でも。
「気づいた時」=「はじめる時」です。
【骨盤ケアの三原則とは】
★あげる
下がった子宮や内臓を上げる→骨盤高位
★ささえる
ゆるんだ骨盤を心地よい位置と強さで支える→骨盤ベルトなどの骨盤支持アイテム
★ととのえる
ゆがんだ骨盤や筋肉を整える→セルフ体操
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この3つをできることからくり返し、毎日続けることを
「骨盤ケアの三原則」と呼びます。
骨盤ケアはお母さんのいろいろな症状を軽減するだけではありません。
骨盤やからだを整えて、胎内の赤ちゃんに良い環境を提供することに大きな意味があります。
骨盤ケアで、快適な妊娠生活、安産、そして、にこにこ育児を目指しましょう!