2018.01.28研修会のはなし
最新不妊治療➊
病院で働いていた時は、三交代勤務でした。
現在は、週に1回、オンコール(待機)で夜勤をしています。
医療関係だけでなく
コンビニエンスストアに代表される24時間営業など
私たちの便利生活を支えている交代勤務。
今や、働いている人の約3割が何らかの交代勤務に就いていて
その約3分の2が、22時から5時にかけての
いわゆる『夜勤』をしているそうです。
ヒトは、約24時間周期の体内時計のリズムをもっていて
日中に活動して、夜に休息する
「昼行性の行動リズム」をもっている生き物。
夜勤は、この体内時計のリズムを崩してしまいます。
夜勤が健康に及ぼす影響には
「中長期的」なものと「短期的」なものがあります。
中長期的な影響の中で最も深刻なのが
生活習慣病やがんのリスク。
夜勤を始めてから、5~10年ほどで
糖尿病や高脂血症などの「生活習慣病」に
10年以上の勤務で「直腸がん・子宮がん・乳がん、前立腺がん」
などにかかるリスクが高まるそうです。
今、睡眠負債というのも話題になっていますね。
短期的な影響としては
勤務中の眠気や、夜勤明けの不眠
作業能率の低下による事故の問題などがあります。
特に、『命』を預かっている医療職は
ミスは許されませんので
スタッフ数の少ない夜間の勤務は
ますます神経をすり減らします。
以前、自分の父親に
「夜なんて、仮眠してたらええんやろ」
って軽く言われて、びっくりしたことがありました。
いやいや、何をおっしゃいますやら。
夜でも仕事はいっぱいあるから
仮眠なんかしてる時間ないから
『自分の担当している産婦さんが
私のいない間に廊下でお産になってしまって
真っ青になっている夢 』
をみて、うなされたことが何度もあります。
いろんな業務を並行してこなす必要があるからです。
肉体的な疲れだけでなく、責任の重さがのしかかって
夜勤明けは、もうぐったりです。
「よく28年間も、月10回近く、夜勤やってたなあ」
って、思います。
本当に、夜勤されている皆さま、ご苦労様です。
さて、前置きが長~くなりましたが
今回は、夜勤がテーマではなく
週1回のオンコール(当直)明けで参加してきた
田辺市母子保健研修会の話をしたかったんです。
『不妊治療費助成事業と実績について』
『最新不妊治療と第2子不妊への対応』
というテーマで、報告と講義がありました。
「歳とともにツラくなる」夜勤明けで
研修会に行ってきました・・・と書こうとしたら
もはや、前置きとは言えないほど
『夜勤』の話題が長くなってしまいました
今回はここまでにします(-_-;)