2018.05.14昔ばなし
風呂焚き、嫌い
うちの給湯器は、LP(プロパン)ガス。
ランニングコストは、大変高いです(-_-;)
なんでも灯油の4倍くらいするみたいうわーお。
でも、今日は
『ボイラー(給湯器)徹底比較!ガス・灯油・電気どれがお得?』
って、テーマではありません。
ボタンを『ポン』と押すだけで
「給湯します」
とか
「お風呂が沸きました」
とか
軽快な音楽とともに音声案内までしてくれて
とっとと、お風呂に入れるようにしてくれる
たまには、そんな幸せを噛みしめましょう・・・というお話です
五右衛門風呂って、こんな感じですね
私がごく幼い頃は、五右衛門風呂だったみたいですが
物心ついた時には、すでに木製桶の薪風呂でした。
こんな感じの四角い風呂桶の中に
こんな感じの筒があって
この中で薪を焚いてお湯を沸かします。
もちろん、直接さわると大やけどするので
周囲は板で囲ってあって、お湯の中で椅子として使います。
でも、風呂桶を置いてある場所と
風呂焚きをする釜の間には壁があるので
五右衛門風呂のように目の前で火を焚くわけではありません。
さて、問題は風呂焚きですよ、風呂焚き
なんたって、風呂焚きが、お手伝いの中でも一番嫌だったな。
祖父が鉈(なた)で割って積んである薪を
エッチラオッチラ、薪棚から風呂場に運んできて
狭い炉の中に、ワシャワシャにした新聞紙を敷き
風が通るよう、立体的に重ねて小枝を載せます。
ここで、急に大きな薪を載せると
せっかくの火種が消えてしまうので
いきなり、こんなんは、NG
新聞紙に火をつけて
ある程度、火が燃え盛ってきたところで
小さい薪から、太い薪を順番に載せていき
火吹き竹を使って、思い切り風を起こして燃やします。
この頃になると、
ガンガン燃えている薪の熱射で、頭はのぼせるし
煙が目に染みて、眼はしょぼしょぼするし、咳き込むし。
でも、しばらくは火の番をして、どんどんくべないと
※くべる=「燃やすために火の中に薪や紙を追加する」
お風呂は沸かんからね~
そして、夜、遅くなって冷めてきたら
また、一から風呂焚き。
・・・くらくらする。
もちろん、毎日毎日
風呂焚きしていたわけではありませんが
あんな苦労から、指一本で解放されて
追い炊きから、保温までちょちょいのチョイ。
なんてありがたい時代なんだ、本当に。
「昔話を始めると、歳をとった証拠」ですが
「昔こんなんやってんな」って知るのも、案外面白いかもしれません。
ちなみに、出番は減りましたが
今も現役のうちの家電。
電話とか、洗濯機とか、エトセトラ・・・。
昭和の香りが漂う、昔のはなしを
ぼちぼち、していきます(*^-^*)