2018.05.14昔ばなし
風呂焚き、嫌い
うちの給湯器は、LP(プロパン)ガス。
ランニングコストは、大変高いです(-_-;)
なんでも灯油の4倍くらいするみたいうわーお。
でも、今日は
『ボイラー(給湯器)徹底比較!ガス・灯油・電気どれがお得?』
って、テーマではありません。
ボタンを『ポン』と押すだけで
「給湯します」
とか
「お風呂が沸きました」
とか
軽快な音楽とともに音声案内までしてくれて
とっとと、お風呂に入れるようにしてくれる
たまには、そんな幸せを噛みしめましょう・・・というお話です
![](https://3.bp.blogspot.com/-oouMaRMorxk/UaKfH4cJb4I/AAAAAAAAT0E/UGKRL4_H2-w/s1000/dots.png)
五右衛門風呂って、こんな感じですね
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/02/bath04.jpg)
私がごく幼い頃は、五右衛門風呂だったみたいですが
物心ついた時には、すでに木製桶の薪風呂でした。
こんな感じの四角い風呂桶の中に
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/02/bath_img007.jpg)
こんな感じの筒があって
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/02/20141008225718.jpg)
この中で薪を焚いてお湯を沸かします。
もちろん、直接さわると大やけどするので
周囲は板で囲ってあって、お湯の中で椅子として使います。
でも、風呂桶を置いてある場所と
風呂焚きをする釜の間には壁があるので
五右衛門風呂のように目の前で火を焚くわけではありません。
さて、問題は風呂焚きですよ、風呂焚き
なんたって、風呂焚きが、お手伝いの中でも一番嫌だったな。
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5440-500x500.jpg)
祖父が鉈(なた)で割って積んである薪を
エッチラオッチラ、薪棚から風呂場に運んできて
狭い炉の中に、ワシャワシャにした新聞紙を敷き
風が通るよう、立体的に重ねて小枝を載せます。
ここで、急に大きな薪を載せると
せっかくの火種が消えてしまうので
いきなり、こんなんは、NG
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/05/20051123135611.jpg)
新聞紙に火をつけて
ある程度、火が燃え盛ってきたところで
小さい薪から、太い薪を順番に載せていき
火吹き竹を使って、思い切り風を起こして燃やします。
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/05/hifukidake.jpg)
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/05/20171118_1515361-667x500.jpg)
この頃になると、
ガンガン燃えている薪の熱射で、頭はのぼせるし
煙が目に染みて、眼はしょぼしょぼするし、咳き込むし。
でも、しばらくは火の番をして、どんどんくべないと
※くべる=「燃やすために火の中に薪や紙を追加する」
お風呂は沸かんからね~
そして、夜、遅くなって冷めてきたら
また、一から風呂焚き。
・・・くらくらする。
もちろん、毎日毎日
風呂焚きしていたわけではありませんが
あんな苦労から、指一本で解放されて
追い炊きから、保温までちょちょいのチョイ。
なんてありがたい時代なんだ、本当に。
![](https://3.bp.blogspot.com/-oouMaRMorxk/UaKfH4cJb4I/AAAAAAAAT0E/UGKRL4_H2-w/s1000/dots.png)
「昔話を始めると、歳をとった証拠」ですが
「昔こんなんやってんな」って知るのも、案外面白いかもしれません。
ちなみに、出番は減りましたが
今も現役のうちの家電。
![](https://arashi-josanin.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_20180514_212414-e1526301193634-667x500.jpg)
電話とか、洗濯機とか、エトセトラ・・・。
昭和の香りが漂う、昔のはなしを
ぼちぼち、していきます(*^-^*)