2018.10.26山登りのはなし

エンジョイ山歩き 10月

『エンジョイ山歩き』とは

ハイキング~登山入門~初級~中級へとレベルアップしながら

1ヵ月に1回、いろんな山を歩いたり登ったりするツアー。

10月始まりで、先日、第1回目に参加してきました。

 

基本、インドア派の私。

なんたって、『わたしはルンバ』ですから。

休日、何の予定もなく、家から一歩も出ず、ダラダラ過ごすのが大好き。

(そして、16時頃になって、無駄な一日を地味に後悔したりもする)

 

しかも、登山には悪いイメージしかない。

30代の初めの頃、無謀にも、何のトレーニングもせず

いきなり富士登山にトライしてしまった私。

どうにかこうにか、頂上までたどり着いたものの

「もう二度と登らん。絶対登らん」

と呪文のようにつぶやきながら、5時間かけて下山。

それ以降、山登りなんて苦行はまっぴらごめんでした。

親指の爪が真っ黒になって剥がれましたからね。

 

そんな私が「山登り」に興味を持ったのは

やはり、観光で立山連峰を訪れたのがきっかけでしょうか。 

唐突に「この山に登ってみたい」という思いが溢れ出したのです。

「体力の衰えを防ぎたい」

「出来るうちに何でもやっておきたい」

老いへの準備のような思いが強くなってきたことも、理由のひとつです。

 

さて、ツアー当日は、文句のつけようのない行楽日和

参加者は35名。70代くらいの方もいらっしゃる。

行く先は「奈良の若草山春日山原始林

うーん、小学校の修学旅行以来ですね~。

 

若草山の高さは、342メートル。

3つの笠を重ねたようなので「三笠山」ともいいます。

(三笠まんじゅうはここからきたんですって)

へえ~。三重まであるなんて知らなかったわ。

でも、低い山だから、割と楽に登れる。

私のような「おひとりさま」参加者も多くて、お互いパチリ。

(スマホで「パチリ」って表現はどうなの?と思うが適当な表現がわからん・・・)

頂上からは、奈良盆地の景色が一望できます。

 

若草山からは、引き続き春日山原始林へ。

春日山では先日の台風による被害が大きく

古い大きな木々があちこちで倒れてしまったそう。

当初予定していた奥山は通行止めになっていて

短いルートの春日山遊歩道を歩いただけなので、こちらも楽でした。

 

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ツアーでは、登山のガイドさんが案内してくれます。

(この日は3人ついてくれました

山登りに必要な知識だけでなく

森林の成り立ちや動植物などの解説もしてくれて

目と耳で、楽しみながらのハイキングとなりました。

 

● 春日山原始林は、春日大社の神山として信仰の場であったため
ほとんど伐採の手が入らず、積極的に保護されてきた。
そのため、市街地周辺の山ではすっかり失われた原始性を今も保っていて
今や数少ない照葉樹林。ブナ科の木も多い。

● 神が降りる依り代として神事に使われる木は「サカキ」が代表的。
しかし、春日大社では珍しく「ハゼ」が使われている。

● 樹齢の古い大木が倒れるのは悲しいことだが、
それによって日光が差し込み、若木の成長につながるため
森林の新陳代謝のためには欠かせない。

 

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下山したあと、登山用品のレクチャーを受けた奈良公園。

若草山と春日山が見渡せる素敵な場所でした。

拾ったどんぐりの実。シイの実と違ってまんまる。


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初回で簡単なコースでしたが、総距離は7㎞くらい歩きましたので

案の定、翌日、筋肉痛になりました。

今後、だんだんハードになるから、体力・筋力大丈夫かな。

とりあえず、3回までは申し込んでみましたので

頑張りたいと思います。

 

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