2018.11.15あかちゃんのこと
赤ちゃんの抱っこの仕方
たとえば、この、とても可愛らしい赤ちゃん。
顎や口の位置が左右ずれています。
右頭位性斜頭で治療中。
子宮の中での姿勢や出産時の影響で
赤ちゃんの向き癖やゆがみが生じることがありますが
なにより、生まれてからのお世話のしかたが大切です。
たかが抱っことあなどるなかれ。
毎日、何気なくしている「寝かせ方」「抱っこの仕方」が
赤ちゃんの向き癖・反り癖・体のかたさの原因となります。
「反らせない」「ねじらない」 十分気をつけましょう。
授乳姿勢
1日7回~10回、毎日行う授乳。
授乳姿勢が崩れると授乳がうまく出来ないだけでなく
お母さんと赤ちゃんのからだが壊れます。
悪い姿勢は諸悪の根源です。
まずお母さんは、猫背・前かがみの姿勢にならないよう
骨盤を立てて「座骨」で座りましょう。
横座りやペタンコ座りはやめましょうね。
良くない赤ちゃんの姿勢
手足がまとまらず、頭と体幹がねじれています。
良い赤ちゃんの姿勢
ママのおへそと、赤ちゃんのおへそがこんにちは。
からだがしっかり向き合っています。
手足はまとまり、背中が反っていません。
通常の抱っこ
まずはNGの抱っこ。
重い頭が落ち足が伸びて反っています。
右手がママのからだとの間に挟まれています。
背中も反っています。
「いつも」ママの左側に頭を向けた抱っこをしている場合
「いつも」右手が落ちて自由に動かせず、からだはねじれます。
手足はセンターライン(正中)、からだの中央にそろえましょう。
足はあぐらをかくようにして抱っこします。
実際の赤ちゃんでやってみると・・・。
(生後2か月のKさんにご協力頂きました)
この抱き方はNGです。
こんな風に背骨のCカーブを整えて抱っこしましょう