2021.06.27あかちゃんのこと

足病学って知っていますか?

足病学ってあまりなじみがないですね。
私も、足指の事を調べていて知りました。

「足病医」は欧州にルーツがあるそうです。
16世紀、貴族の男性も
ヒールの高い靴を履いていて
足を傷める人が多く、治療の専門家が出現。
1900年以降
ドイツで足病学の理論や技術が体系化され
足の手当て専門職「フスフレーゲ」誕生。
その後、医学に位置づけられて
2002年に足病専門医の国家資格創設。

米国では、約100年前に
医師、歯科医師とは異なる
足病専門医の「ポダイアトリスト」
という国家資格が出来て
英国、カナダ、オーストラリアでも
専門分野として確立しているそうです。

残念ながら日本では
明治まで靴を履く習慣がなかったこともあり
欧米のような足病学は普及しなかったので
足に関する医療は
かなり遅れているようです(-_-;)

たとえば・・・。

日本の高血圧患者
約4,000万人と推定されており、
日本人のおよそ3人に1人が高血圧。
超高齢化社会で動脈硬化も増加傾向です。

日本糖尿病協会のHPによると
糖尿病患者 600万人
(ちゃんと受診しているのは200万人)
予備軍に至っては
1200万人~1500万人と言われています。

このように、何らかの基礎疾患があって
(身体は繋がっているので
いろいろな病気が併発することも多い)
足のトラブルが起こることはよくあります。
ひどい場合は動脈硬化による
下肢の血流障害や
糖尿病の合併症によって
足の切断を余儀なくされる人も増えているようです。

でも、日本でもようやく

看護師らが足病の予防に取り組む
日本フットケア学会(03年設立)と
医療に重点を置く
日本下肢救済・足病学会が統合し
「日本フットケア・足病医学会」が誕生したそうです。

足あとのライン素材(人間)

「運動習慣」「良い食習慣」
おとなの生活習慣病は予防が大切。
加えて、まずは、子ども達の
「からだ作り」「体力作り」
を目指しましょう

とりあえず靴選びは大切ですね。

気をつけましょう

履きやすくて脱ぎやすい靴を選ぶ
➡履かせやすく脱ぎやすい靴は歩きにくい
成長期の子供にぶかぶかの靴を履かせる
➡足に合わない靴は歩きにくい
運動不足
➡使わない機能は低下していく
アスファルト(平坦な道)しか歩かない
➡足裏への衝撃が強い
凸凹のある道を歩くとバランス力がUP
坂道を歩くと筋力・心肺機能がUP

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