2017.03.17ゆる日記
春の海 ひねもすのたり のたりかな
だんだん春めいて参りましたね。
「三寒四温」・・・と書こうとして、念のため調べてみました。
実は、「三寒四温」という言葉は、俳句では「晩冬」の季語。
元々、中国北東部や朝鮮半島北部など
寒さの厳しい大陸気候に合わせて使われていた言葉で
冬の寒い時期の寒暖の周期を表すのだそうです。
日本の場合、三寒四温現象がおきるのは、冬ではなく、春の初め。
低気圧と高気圧が交互にやってきて、少しずつ温暖な気候に変化していくので
「春先の季語」として少しずつ使われ始めたそうな・・・。
てっきり、春の暖かくなる様子を表す言葉とばかり思っていたので
やはり、今までの使い方、間違っていましたね。
日本語は難しいですな(^_^;)
「俳句」といえば、
毎週「プレバト!!」というTV番組を観るのが楽しみで・・・。
なんといっても
俳句査定で添削をされている夏井いつき先生が素晴らしい。
俳句は全くやったこともないけれど
どうしても実物にお会いしたくなり
昨年、京都で、夏井先生の俳句ライブに行ってきました。
申し込み人数は驚きの200人越え!
私もキャンセル待ちで、運よく参加できましたからね。
夏井先生、やっぱり、実物も素敵でした。
その道の専門家ですから、俳句の力量はもちろんですが
(って、ど素人がえらそうなこと言ってスミマセン・・・)
なにしろ、お話が上手いんですね~ これが・・・。
もう、どんどん、いつきワールドに引き込まれる!
どんな分野であっても
「伝える力」って本当に大切ですね。
夏井先生のおかげで
改めて「俳句」というジャンルが注目されましたし。
さて、200人も参加していた俳句ライブ。
面白すぎて、あっという間の夏井先生の講義を受けたあと
秋の季語を書いた用紙が配られました。
そして「季語を使った一句」のお題で、
「今から俳句を作りましょう」と突然のミッションが降ってきた!
ひえーっ まさか全員作るなんて、知らんかったよ~ (^_^;)
200人やで~!
希望者だけのつもりだったわ。
句会ライブは全国で開催されているので
リピーターの方もいらしゃって
みなさん、結構さっさと仕上げる中
私は、制限時間ぎりぎりで、ようやく提出。
怒涛の勢いで200人あまりの「俳句」を読んだ夏井先生が、
その中から、10作品ほどの優秀な句をチョイス。
選ばれた句は前に書き出され
参加者全員が自分の好きな俳句を選んでいきます。
先生&みなさんが意見を出し合って
一番多く得票した俳句が「その日のグランプリ」に決定。
優秀な句10選には選ばれませんでしたが
なんと「こんなんどーですか」言うて
いくつか読み上げてもらった句の中に
私の人生初めての俳句も入っていました。
「水たまり
つまずく気持ち
秋の雨」
なにやら、落ち込んでたんですな、その頃・・・。
拙い句ではありますが、憧れの夏井先生の目に留まって、
面映ゆさでいっぱいでした。
日常のささいな出来事をテーマに
とにかく毎日俳句を読んでみることが上達のコツだそうで
2,3日は張り切って作ってみたものの、すぐに挫折。
発想がわいてこなくて
全部、同じような感じになってしまうんですよね(^_^;)
春。
物事を始めるのにピッタリな季節。
あの日の感動を思い出して、俳句、読んでみようかな・・・。