2017.10.09ゆる日記
シマウマに縞模様があるわけ ~その1~
シマウマの縞模様には、どんな効果があるのでしょう?
このナゾは、ダーウィンの時代から
ずっと研究者を悩ませてきたそうです。
またしても、
私の大好きな(どんだけNHK好きやねん)
「ダーウインが来た」の受け売りですが(;”∀”)
知っていれば、いつかお子さんに質問された時
大人の面目を保てるとオモイマス
天敵から身を守るカモフラージュ説
タテヨコのシマ模様が複雑に重なり合うと
一頭一頭の見分けがつきにくくなる。
肉食獣は狙いを絞り込めないと、有効な攻撃が出来ない。
シマウマは、群れることで
縞模様のカモフラージュ効果を高め身を守っている。
ところが、最新の研究で
縞模様のカモフラージュ説は
ライオンに対しては、効果がないことがわかりました。
ライオンの網膜は、解像度が人間の1/3くらいしかないので
獲物がただ群れるだけで、輪郭がぼやけて見分けにくいのだそうです。
要するに、ライオンにとっては
「縞模様があろうがなかろうが一緒」ってことです。
これは、「動物の目の見え方が人間と同じ」
いう前提で考えていたため、起こった間違いだそうです。
ちなみに、輪郭がはっきりわからなくても
獲物を狩ることが出来るのは
聴覚や視覚などを総動員しているからだそうですよ。
そもそも、シマウマは、縞模様がなくても
身を守る術を持っています。
(どの動物にも切り札があります)
仲間と一緒にいることによって
敵をいち早く見つけて、逃げることが出来ますし
蹴られれば、最悪、死ぬ危険もあるほどの
強力な「後ろ足キック」という武器があります。
からだ冷却説
サバンナの動物たちは、強い日差しの中で
水浴びしたり、草木の下に隠れたり、木の上に登ったり
さまざまな暑さ対策をしている。
ところが、シマウマは、
炎天下でも、割と平気で過ごしていることから
縞模様に冷却効果があるといわれてきた。
実際、サーモカメラで見ると
黒い縞は温度が高く
白い縞は温度が低いのがわかります。
太陽熱の吸収の差があるため温度差が生じるのです。
その温度差が、シマウマの体の表面に風を起こして
からだを冷やす効果があるというのです。
(だったら、全身”白”にすれば、もっと涼しいやん)
装置を使って検証したところ
空気の流れは確認できましたが
残念ながら(当然ながら、というべきか・・・)
縞模様が起こす程度の、かすかな風には
「冷却効果」は全く認められませんでした。
広大なサバンナに吹き渡る「風」のほうが
よっぽど、体温を下げてくれます。
もも違う、となると
どんな理由なんでしょうか。
次回「白黒」つけますよ。