2020.02.16あかちゃんのこと
腹ばい練習やっていますか?
先日、産後の母子ケアに来て下さった
生後62日のMちゃん。
生後64日のSくん。
可愛いですね~(*^-^*)
どちらも、しっかり頭を挙げています。
「うつぶせを嫌うのでしない」
からと、そのままでいると
頭やからだを「支える力」を
つける機会を持てないままになります。
やがて、体重も増え、頭も重くなり
「支える力」がない赤ちゃんは
ますます腹ばいを嫌がるという
悪循環に陥ることになります。
腹ばいを嫌がる子は、はいはいも嫌がります。
「はいはい」をすることで、前後左右の重心移動を経験します。
「はいはい」で交互性・交差性の練習をすることが、協調したなめらかな体の使い方の基礎になり
「走る」「ジャンプする」「階段をのぼる」などの応用動作につながっていくのです。
(やさしく学ぶからだの発達より引用)
腹ばい練習は英語で「タミータイム」といいます。
腹ばい練習には
頭蓋変形の予防
筋肉の発達
運動・精神発達の促進
などの効果があると言われています。
ぜひ、腹ばい練習に取り組みましょう。
<いつ?>
生後2か月に入ったら始めます。
日中の赤ちゃんの機嫌の良い時間(授乳前後は避ける)
赤ちゃんが起きている時に。
<どのように?>
まずしばらく横向きに寝かせます。
この時、背中が反らないように支えます。
次に頭と首を支えながら腹ばいにします。
腹ばい中は、顔を左右どちらかに向けて
口や鼻の周りを押さえないように注意します。
必ずそばについて、赤ちゃんの様子を観察します。
あおむけに戻す時は
反対側の横向き寝にして
しばらく待ってから戻しましょう。
(頭と首は必ず支えてね)
膝の上や、仰向けに寝たお腹の上で
赤ちゃんを腹ばいにする方法もあります。
<どのくらい?>
はじめは1日2~3回 2~3分から。
赤ちゃんの様子を見ながら
少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
慣れてきたら、回数と時間をどんどん増やしていきます。
うつぶせ寝は、SIDS(乳幼児突然死症候群)の危険があり
寝かせたまま目を離すことは厳禁です。
赤ちゃんを腹ばいにしたら
保護者もうつ伏せになって
目線を合わせて一緒に遊びましょう。
目で追う(追視)力は
読む・書く・考えるの土台となります。
注視(見つめ合う)追視(目で追う)遊びは
あおむけでも、うつぶせでも大切です。
しっかり目線を合わせながら
話しかけてあげましょう。
こちらも参考にして下さい。