2018.08.22あかちゃんのこと
夜泣きの原因~その3~
親子の信頼関係を築くために
赤ちゃんの欲求を満たし、安心させるために
皮膚と皮膚のふれあいはとても大切なこと。
『皮膚は第3の脳』なんて本もあります。
赤ちゃんは、抱っこから
日々、いろんなことを学習しているのです。
そして、赤ちゃんにとって
「抱っこ」は心の栄養です。
昼間、起きている時
赤ちゃんがぐずった時など
たっぷり「抱っこ」をして
たっぷり「遊んで」あげましょう
「抱き癖」を心配する必要はありません。
でも、赤ちゃんが寝ている時や
寝ようとしている時にまで
「泣けばいつでもすぐに抱っこをする」
という対応を繰り返していると
(これが昔から言われた抱き癖)
赤ちゃんは眠りたい時に
何度も何度も泣いて大人を呼んで
眠れるまで泣き続けるようになることも考えられます。
「抱っこ」と「赤ちゃんの睡眠」を分けて考えることが
寝かしつけをスムーズにする基本です。
赤ちゃんは、脳が日中に受け取った多くの情報を
「整理して長期記憶として自分のものにする」
という作業を、睡眠中に行っています。
よく話題になる睡眠負債。
ヒトにとって、睡眠は欠かせないものですが
赤ちゃんの「からだ」と「こころ」の成長にとって
「しっかり眠れる」というのは
おとな以上に、とても重要なことなのです。
ご存じのように、睡眠には
レム睡眠(動睡眠)とノンレム睡眠(静睡眠)
があります。
一晩のうちに、何回か眠りが浅くなる時間帯がありますが
睡眠サイクルが未成熟である赤ちゃんは
眠りの浅くなった時間帯に目を覚ましてしまうことがあります。
途中で目を覚まして、グズグズ言ったり
手足をバタバタ動かしたりしたとしても
いつも、何かして欲しいわけではありません。
大人の「寝返り」や「寝言」のようなものです。
そんな時、毎回毎回おむつをチェックしたり
抱っこしたりするのは
寝言をいうたびに「大丈夫!?」と言って
揺り起こしているようなものです。
赤ちゃんは半分寝ながら泣き
再び自然に寝入ることもよくあります。
最初はしばらく様子を見て
それでも泣き止まなければ
抱っこするという段階を踏んでみましょう。
ところで、第2の脳は?・・・って気になりますね。
なんでも「腸」らしいですよ。
でもやっていましたね