2018.09.04ゆる日記

立山黒部アルペンルート ~その2~

その後、台風20号は、24日0時前に姫路市付近に再上陸。

そのまま日本海に抜け、温帯低気圧に変わりました。

熊野川の氾濫はあったようですが

自宅周辺は、おかげ様で無事とのことで、安堵。

 

やった~台風一過眩しい青空

な~んて期待したのですが、そうは問屋が卸さず・・・。

台風は去っていきましたが

秋雨前線(?)が刺激されちゃったらしく

相変わらず、ぐずぐずと、はっきりしない天気

「まあね、土砂降りじゃあないんだから

 電車もちゃんと動いてんだから

 愚痴をいっちゃいかんわね」(心の戒め)

 

曇天たまに小降りの中を

20分程度の遅れは出ていたものの「新幹線」で無事、名古屋へ。

名古屋からは、遅れもなく「ワイドビュー信濃」で松本へ。

初めて聞いた松本駅のアナウンスが印象的でした。

 

そのあとは、電車と路線バスを乗り継いで

ようやく、長野県大町市にある扇沢駅に到着。

 

そこからは、後立山連峰赤沢岳の直下を貫き、

富山県立山町の黒部ダム駅まで6.1kmの間を

16分で結んでいる「関電トンネルトロリーバス」に乗車。

実は、平成30年は「トロバスラストイヤー」

関電トンネルでトロリーバスに乗れるのは、今年が最後。

関西電力は鉄道事業から撤退して

来年度からは、電車バスに変更されるそうです。

(「限定」とか「残り少ない」に弱いワタシですが

 乗り物オタクではないので

 ありがたさが今ひとつ身に沁みない ごめん

 

「トロリーバス」と「電車バス」

「電気」が動力源なら、同じじゃない?

違いがよくわからなかったので、調べてみました。

 

「トロリーバス」

見た目はバスと同じ。
ゴムタイヤを履いていますが、自動車ではなく、鉄道に分類されています。
「トロリー」とは集電装置のことで
空中に張られたトロリー線から電気を受け取って、モーターで走ります。
法規上の名称は「無軌条電車」で、レールのない電車という意味。

「電気バス」

バッテリーを搭載していて、充電した電気でモーターを動かして走るので
トローリーバスのような架線はありません。
電気バスは、鉄道ではなく自動車と見なされるので、
関西電力は鉄道事業を廃止することになるのだそうです。

(関西電力が鉄道事業をしていたことも知らなかった)

 

そして、アルペンルートにはもう一カ所

立山側にも、立山黒部貫光運行による

トンネル内トロリーバスが走っています。

今後、こちらが、国内唯一のトロリーバスになります。

 

トロリーバスは、

「排気ガスを出さない」

「軌道を敷設する必要がない」

などの長所があり、路面電車よりも敷設費用が安く

戦後の一時期、大都市の交通に採用されました。

しかし、次第に通常のバスに取って代わられ、姿を消します。

昭和40年代後半以降、わが国のトロリーバスは

アルペンルートでしか見られなくなっていたのだそうです。

 

ふむふむ、乗り物には、いろんな歴史があるんだなあ。

 

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