2019.08.26山登りのはなし
エンジョイ山歩き 7月 ~その1~
昨年10月、若草山から始まった山歩き。
奈良・滋賀・兵庫ときて、7月は、いよいよ長野県!(^^)!
おお~~ 憧れの長野県じゃありませんか。
しかも山小屋泊ですよ~
何か「それなりに経験積んできたって」気がするではないですか~。
うふふ
でも、能天気に喜んでいる場合ではないんですね~
登山って、果てしなく奥が深いんです。
低山でも遭難しますし、なんたって、死と隣り合わせですから
警察庁発表『平成30年における山岳遭難の概況』によると
山岳遭難事故発生数:2661件
遭難者数:3129人
うち死者・行方不明者数:342人
となっています。
中高年の登山ブームを背景に遭難件数、遭難者ともに10年前の1.7倍だそうです。
同庁は「遭難の多くは、天候に関する判断ミスや不十分な装備で、体力的に無理な計画を立てたことなどが原因で起きている」と指摘。
体力や経験に見合った山選びや、十分な装備などを呼びかけています。
生涯山行日数から考える登山レベルという分類では
【初心者】30日以下
【初級者】30~300日
【中級者】301日以上
らしいです。
その他、歩行時間、標高、標高差、季節、荷物の重量なども考慮します。
でも、この分類だと、毎月一回程度の登山では、初心者を脱するのに3年近くかかります。
さすがに厳し過ぎないかい?って思いますけれど。
とりあえず、誰かに連れて行ってもらわないと山登り出来ないのは『初級者』
『8キロくらいのザックを背負って6時間歩ける』程度では、まだ『初級者』
『中級者』になると
・地図とコンパスを見て現在位置が把握できる
・基本的な確保技術を身につけている
・天気図を読んで、季節と山域から天候を予測する
・安全を優先させ計画を適宜変更できる
だそうですから、単に体力があるだけでは、ダメなんです。
レベル高いですね~。
とりあえず、年齢とともに体力は衰えるのですから
せっかく始めた登山を楽しむためには、準備が不可欠ですね。
さて、今回びっくりするような方と出会いました。
あらかじめ決められている貸し切りバスの座席。
今回お隣に座られた女性、姿勢とか、身のこなしとか、全体の印象から
最初、「65歳くらいかな~?」と思ったんですね。
ところが、なんと「80歳」ということが判明(・・ほんま驚いたぁ)
しかも、現在も、現役で仕事をされていらっしゃる。
大学で山岳部に所属して、経験を積んでこられたそうですが
この年齢で大学進学されているというのも驚きです。
当然というべきか、外国旅行や外国登山の経験も豊富。
60歳の記念には「キリマンジャロ」に登ったそうです。
世の中、ホントにいろんな方がいらっしゃいます。
こうやって、知らない人とお話しして「私の知らない世界」を垣間見る
それも、日常生活から抜け出る楽しみのひとつですね。