ネコの里親になりました　～その２～

私が生まれ育った、田舎という土地柄

そして、昭和という時代。

犬を飼っているご近所も多く

「散歩は自分で行っといで」

と、鎖から放たれるのが当たり前の光景でした。

うちの家にも、何頭か、常連さんがいて

ちょくちょく遊びにやってきました。

 

どこかの犬とケンカして

血だらけになって土間で休んでいたり。

午後５時のサイレンが鳴り始めると

庭先で”ウオォォーン”と遠吠えしたり。

 

嬉しそうに

ダイビングキャッチするもんだから

今思うと、体に良くない食べ物も

いっぱいやってたな～。

ゴメンm(__)m

 

いつも、犬が隣にいる生活。

大人になったら、自分の愛犬を持つことが夢でした。

 

ところが、なぜかネコには、まったく縁がなかった。

成人して、知人のネコに触ろうとしたら

「シャーーーッ」つって、顔を引っ掻かれた。

 

そんなこんなで

決心するまで時間がかかりました。

里親になって、ネコと仲良く暮らせるのか

結構、心配していたんです。

なにしろ「石橋たたいてぶっ壊す」系なので。

 

ネコを可愛がっている人や

保護部屋の方にも相談したりして

いざ、引き取ってみると

「あら、取り越し苦労だったのね」と。

壁がりがりも、カーテンべりべり、もせず

どこにいるかわからんような、物静かなお利口さん。

しかも、見てのとおりのオトコマエ。

「成猫で正解だね」

しばらくは、楽しいネコライフだったんです。

 

ところが！！

やっぱり、甘くなかったわ。

トイレでも、洗面所でも

ストーカーのように、行く先々につきまとう

「かまってにゃん」だったみたい。

 

👇検索すると、こんな感じのお猫さまがいっぱいですが

ジル君も、すぐ、キーボードに乗ってくる。

そして、わざわざ、書類の上に乗って、寝る。

私が困る場所をわかっているので、賢いといえば賢い。

寄り添ってくる姿は、可愛いといえば可愛い。

でも、下ろしても、下ろしても、乗ってくる。

 

しばらくは、遊んで差し上げるのですが

ずっと、遊んでいるわけにもいかないでしょう。

お猫様・・・。

 

無視したり、怒ったりすると

とうとう、実力行使するようになってきて

しかも、相当、しつこい。

今、引っ掻きと噛み癖に、困っています。

あったかくなって、薄着になったせいもある。

小さくても肉食獣、痛いんだもん。

 

ネコ語、わからん。

どうしたもんだ。