2017.04.22おかあさんのこと

トコちゃんベルト着用指導

本日、トコちゃんベルト着用指導希望のHさんが

秋津川の助産院に来て下さいました。

ご夫婦での来院です。

 

嵐助産院は、山間にあります。

そもそもが、奥まった場所ではありますが

(遠くて恐縮です💦)

ずっと、道なりで進むので

秋津川の中では「比較的、たどり着きやすいかな」と

思っておりました。

道の向こう側から、ピンクの外壁が見えますよ

ただ、駐車場と助産院は60mくらい離れているので

道に迷われたみたいで、申し訳なかったですm(__)m

案内看板が要りますね~。

 

さて、Hさんは看護師さん。

骨盤ケアに関しては、ちらっと聞いたことがあるくらい。

私物ではないけれど、トコちゃんベルトⅡを使っています。

さて、ここで

トコちゃんベルトを使っている方に質問です。

「骨盤が緩まないように、広がらないように」

と思って、痛いのを我慢しながら

ベルトを思い切り引っ張って、

骨盤を”ぎゅーぎゅー”締めつけていませんか?

 

実際、Hさんに

トコちゃんベルトの正しい着け方をしてもらうと

「いや~、きつく締めすぎてた・・・」

との感想。

 

「きついかどうか、自分では、わかんないケド。」

という声が、聞こえてきそうですね。

 

では、チェックポイントをお知らせします。

①ベルトが引き伸ばされて、幅が狭くなっている

②ベルトの恥骨側がふたつに折れ曲がっている

お使いのベルトが、このようなヨレヨレの姿に変貌しているなら

必要以上に、ベルトを強く締めすぎています。

力任せに引っ張りゃいいわけではありません。

 

ただし、②に関しては

「子宮が下がっている」「姿勢の悪さ」

も原因として、考えられますので

そちらも、確認が必要です。

 

骨盤を安定させる「主役」は

あくまでも、ご自分の筋肉や靭帯です。

ベルトは「支える」のが、お仕事です。

主役を支え、脇を固める「脇役」さん。

そっと、見守るイメージで、支えてもらいます。

 

締めすぎは、かえって血流が滞りますし

肝心の主役を怠けさせてしまいます。

何事も、丸投げの依存は良い結果を生みませんね。

まず「自立」する ➡ 体操などのセルフケア

そして「足りないところは助けてもらう」 ➡ トコちゃんベルト

 

考えてみて下さい。

お産のあと、日々、成長して重くなる赤ちゃんを

毎日毎日、抱っこして、お世話や移動をするのです。

お母さんに体力も気力もなかったら、えらいこっちゃです。

妊娠中(もっといえば妊娠前)から、しっかり動いて

安定した骨盤や、動ける体を手に入れなくてはね・・・。

(切迫早産で安静を余儀なくされている方も

体力キープのために、出来ることがありますよ)

 

骨盤ケア=ベルトを巻く、ではありません。

骨盤ケアは

「あげる」「ささえる」「ととのえる」

が三原則です。

 

ベルトに助けてもらう必要のない方もいらっしゃいます。

反対に、必要なことに気付いていない方もいらっしゃいます。

 

どちらにせよ、セルフケアは欠かせません。

 

ということで

セルフケアのための体操について

次のブログで紹介します。

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