まわるまわるよ時代は回る

来院してくれた日
ちょうど５カ月になったHくん。

ころころ寝返りが上手。
おむつ替えの時も
とっとと寝返ろうとするHくん。
ママが困る「赤ちゃんあるある」です。

・・・で、寝返ったと持ったら
からだを持ち上げ始めました。

 

椅子の足が邪魔で
後ろに下がれないので

 

しばらく頑張っていましたが
とうとう泣き出しちゃって、可愛い

 

自分のからだを使っていろいろやってみる。
好奇心を満たしながら
成功体験を積み重ねて成長していく。

今まで出来なかったことが
出来るようになるのは
赤ちゃんにとって
世の中がひっくり返るくらい
驚きと輝きに満ちていることでしょう。

日本における還暦祝いでは
「出生時に還る」という意味で
赤色の衣服を着てお祝いしますね。

（古来、赤色は魔除けの意味を持ち
産着にも使われていたそうです）

歳を重ねるとともに
「髪の毛が薄くなっていき」
「性別がはっきりしなくなり」
「歯が失くなっていき」
「目が見えなくなっていき」
まるで乳児みたいになります。

そして、赤ちゃんの成長とは逆に
「手先の動きが鈍くなっていく」
「歩けなくなっていく」
「出来ていたことが出来なくなっていく」

いろんな意味で
赤ちゃんに戻っていくんだな～と思います。

「暦（こよみ）が還っていく」って
昔の人は、よく言ったものです。

そうやって命は巡っていくのですね。